
2025年10月24日(金)
所沢市民文化センターミューズキューブホール 13:30開演(13:00開場) 全席自由 前売り\3,500 当日\4,000
【プレイガイド】
ミューズチケットカウンター 04-2998-7777(販売は窓口のみとなります) チケットぴあ(Pコード: 301138)


大木和音CDデビュー15周年記念 2枚組アルバム『フランスの花』
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大木和音とクリスチャン・クロール、調律を手掛ける狩野氏の対話によって織りなされるハーモニー、響板から立ち上がってくる美しい香りが見事に表現されている「フランスの花」。 DISC1にルイとフランソワの二人のクープランのクラヴサン音楽を、DISC2には2012年録音のラモーがリマスタリングされて収録。
【収録内容】 【CD1】- 75'20" ルイ・クープラン(1626頃-1661) Loius Couperin フランソワ・クープラン(1668-1733) François Couperin
組曲 ヘ長調(L.クープラン) Suite en fa majeur (L.Couperin) 1. プレリュード Prélude [2'27"] 2. 荘重なアルマンド Allemande grave [3'20"] 3. クーラント Courante [1'20"] 4. サラバンド Saranbande [2'26"] 5. ブランル・ド・バスク Branle de Basque [0'50"] 6. ジーグ Gigue [1'49"] 7. シャコンヌ Chaconne [3'02"]
第23オルドル(F.クープラン) Vingt-troisiéme Ordre (F.Couperin) 8. 大胆 L'Audacieuse [3'42"] 9. 編み物をする女たち Les Tricoteuses [2'27"] 10. 道化役 L'Arlequine [1'53"] 11. デロス島のゴンドラ Les Gondoles de Délos [6'44"] 12. サテュロス、山羊の足をした牧神 Les Satires,Chevre-pieds [4'38"]
組曲 ハ長調(L.クープラン) Suite en ut majeur (L.Couperin) 13. プレリュード Prélude [2'07"] 14. アルマンド Allemande [2'41"] 15. クーラント Courante [1'36"] 16. サラバンド Sarabande [1'48"] 17. パサカーユ Passacaille [5'44"]
第7オルドル(F.クープラン) Septiéme Ordre (F.Couperin) 18. メヌトゥ La Ménetou [3'26"] <子供時代> 19. ミューズの誕生 La Muse Naissante [2'35"] 20. 幼年期 L'Enfantine [2'02"] 21. 思春期 L'Adolescente [2'31"] 22. 悦楽 Les Délices [3'58"] 23. バスク風 La Basque [2'31"] 24. シャゼ La Chazé [5'14"] 25. 気晴らし Les Amusemens [4'29"]
【CD2】- 62'23" ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) Jean-Philippe Rameau
クラヴサン曲集(第2巻、1724年) Pièces de clavecin (Deuxième livre,1724) 1. 恋の嘆き Les Tendres Plantes [3'12"] 2. ソローニュの愚か者 Les Niais de Sologne [5'43"] 3. ため息 Les Soupirs [6'49"] 4. 陽気 La Joyeuse [1'01"] 5. 女神たちの対話 L'Entretien des Muses [6'23"] 6. つむじ風 Les Toubillons [2'22"] 7. 一つ目巨人 Les Cyclopes [3'22"]
新クラヴサン曲集(第3巻、1727)より Nouvelles suites de pièces de clavecin(Troisième livre,1727) 8. アルマンド Allemande [8'03"] 9. クーラント Courante [4'25"] 10. サラバンド Saranbande [3'20"] 11. 3つの手 Les Trois Mains [5'10"] 12. ファンファリネット Fanfarinette [3'08"] 13. 意気揚々 La Triomphante [1'51"] 14. ガヴォットと6つのドゥーブル Gavotte et doubles [7'34"]
【演奏者】 大木和音(クラヴサン) 仕様楽器:クリスチャン・クロール(リヨン) 1770年製のレプリカ オリヴィエ・ファディーニ(パリ) 制作 【録音】 2022年2月【CD1】、2012年10月【CD2】 Why Nuts? Studio |
演奏における個々の楽曲の描き分けがすばらしいが、ルイのノン・ムジュレ(規則的な拍子やリズムを持たない様式)による「プレリュード」の幻想性は特筆に値する。ここでも私はルドンの絵画を夢想する。単に美しいだけではなく、どこか陰りや黒を感じさせるルドンの花の絵画の数々だ。またフランソワでは、特に「デロス島のゴンドラ」での繊細な美しさがすばらしい。狩野真の絶妙な調律とあいまって、きらめく和音が乱反射し、まばゆいばかりの色彩を浮かび上がらせる。この狩野の手掛ける調律は、ラモーの録音の時も実に効果的であったが、この録音ではさらに重要な役割を果たしている。例えば、ルイの「シャコンヌ」や「パサカーユ」での、鑑賞者をはっとさせる和音の効果は、狩野の霊感あふれる調律あってのものだろう。曲の解釈にまで触れる演奏者と調律師の競演を聴くことができるのだ。そして、そんな演奏と調律の織りなす調和を見事にとらえたタッド・ガーフィンクルの録音は、まさに芸術。タッドさんの録音なくしては、大木の卓越したテクニックによる繊細なチェンバロの音色も、狩野の調律の妙も、このアルバムにおいて最大限の効果を発揮しえなかったであろう。
ルドンの絵画は、あらゆる想像力を受け入れ、鑑賞者はその世界を自由に泳ぎ回ることができる。演奏・調律・録音が三位一体となった大木和音の『フランスの花』も同様だ。鑑賞者のみなさんは、ぜひご自分の想像力を解放し、その世界を泳ぎ回ってほしい。そこにはあなたが想像出来得るあらゆる花々が咲き誇る世界が待っている。
2022年8月 香住 隼


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ana/recordsより2021年10月20日 CDリリース ¥3,000(税込)
楽器にむかって弾いている。 鍵盤に指があり、そのむこうで、音がしている。 絃を鳥の羽軸がはじいている。 錯覚かもしれないけれど、音のするところが、音域によって、右 に、左に、うごく。うごいているのがわかる。楽器のどこで発音されているのか、わかる。 《ゴルトベルク変奏曲》を弾いているのは大木和音のはず、なのに、なぜか、じぶんが弾いてい るようにからだの前、ちょっと上、ちょっと下、音が行き来しているのを感じている。 よく知っている、よく知られている《ゴル トベルク変奏曲》の、左手がソ・ファ♯・ミレと下 降してゆくテーマ。 譜面にあるとおりにしっかりと変奏ごと、 前半後半ごとにくりかえす。とき に上下の鍵盤をかえて。
ひとつひとつの変奏のあとに、手を鍵盤か らはなし、ひと呼吸。楽器のひびきが、空気 の、空間のなかで消えさるまで、演奏者は耳 をすまし、あらためて、つぎに、また、つぎ へとすすめてゆく。 間をおいて、心身をリリースする。 奇をてらわず、無理のないテンポで、 各変奏はべつの曲、べつの世界のように、 独立して提示される。テーマと30の変奏、 テーマの回帰、と長大な楽曲なのに、曲集の よう、1曲1曲を集めたもの、と弾かれ、聴か れると、もっとリラックスしたまとまりとな る。 緊密につながりあう構築的な楽曲であるこ とを強調するあまり、失われてしまったもの があったんじゃないか。つくりは精緻であっ ても、弾かれるときは、もっと自由に、とも すれば散漫でもよかったのではないか。そん な想像さえ許してくれる演奏。
右の手と、左の手との、音の、音域の分離。
左の手の、左の指が、うごいてゆく。 ときに、右手の奏でる線と、左手の奏でる線と、右・左で分けあう線が、それぞれにうごき 、 近寄っては、はなれる。左手の低い音が、右手で弾かれる線とはべつに、舞う。右、左、下、上、 と、ステップを交互に踏んで、手どうしが、近くなったり遠くなったり、そして、音域ごとに音 色が変わって。
弾き手は、ひと、と、ひと、のあいだに、目にみえぬものを織りあげる。 中音域から低音域へとさがってくる左手の音型が、ふとはさまれる休止が、右の手とちがった うごきをみせる。そうして、2人、3人の踊り子たちが、みえないダンスを踊るのを感じとる。 伝説にきく《ゴルトベルク変奏曲》、不眠の伯爵のかたわらで演奏するゴルトベルクを、夜、 音・音楽をあんで、朝ほどくペネ ロペイアにみたてたら、どうだろう。 それを演じるのは大木和音。
小沼 純一(音楽•文芸批評家/早稲田大学 文学学術院教授)
embalo : Kazune Oki rec.at : Why nuts?Studio
in Yachimata city Chiba Japan, November 2020 Recording & Mastering Engineer :
Todd Garfinkle (M.A Recordings) Recording Producer & Cembalo Technician : Makoto Kano (ana/records)
Cembalo : Christian Kroll (Lyon 1770) copied by Oliver Fadini Paris
前回、大変好評でした『 大木和音チェンバロ配信 LIVE』 。今回はフランスに焦点を当てて、開催いたします。
アルバム『三美神』より、フランスバロックの名曲 & プラスα サプライズ !! お楽しみに!
【program】
三美神 (デュフリ)
タンブラン I&II(ロワイエ) 無関心 (ラモー)
未開人 (ラモー)
優しい感情 (ロワイエ) 気まぐれ (ロワイエ)
敏感 (ロワイエ) スキタイ人の行進 (ロワイエ)
ラ・ドゥ・シャムレ (デュフリ)
配信ページ
http://www.velvetsun.jp/new-events/2021/3/26
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ラモー・ロワイエ・デュフリ クラヴサン作品集 『三美神』 ana/records
DSD 11.2MHz 1bitマルチ録音 無編集

昨年の暮れ12月27日に行われた『FRANCE / FRANCE』題するコンサートイベント。
フランスバロック『クープラン・ラモー・ロワイエ・デュフリ』をクラヴサン クリスチャンクロールの演奏で始まり、モダンピアノ1900年製造のプレイエルでフォーレまでを演奏するまさにフランス薫るプログラムでした。
チェンバロの時代からモダンピアノ(コルトーの時代)に至るまで、一貫して流れるフランスの伝統的優美さが伝わります。


大木和音の最新アルバム『Latine / 内なる印象』はWhy Nuts Studioで録音された。
天井高、9メートルあるレンガと木材で作られたこのSTUDIOは、美しい自然の響きの中で、音楽が表現され録音される、
場所 Why Nuts? Studio
〒289-1124千葉県 八街市山田台1193-63

【プロフィール】
東京藝術大学チェンバロ科、同大学院修士課程修了。 オランダ・ユトレヒト音楽院に留学し、ソリスト・デュプロマを得て卒業。藝大「安宅賞」 受賞。帰国後、同大 に推薦され、旧奏楽堂にてデビュー・リサイタルを行う。 第9回古楽コ ンクール第3位、第38回ブルージュ国際古楽コンクール、デュプロマ賞受賞。バロック音楽の再現だけでなく、コンテンポラリー音楽においてもアクティブに表現する。楽器の特性を感覚的に熟知し、音楽の呼吸 と楽器の呼吸を絶妙にコントロールしながら、自分の音楽を構築していく数少ないアーティスト。2015年チェンバロで初の DSD11.2MHz 完全無編集マルチ録音によるフランス・バロック作品集『三美神』の レコーディングを成功させ、レコード芸術誌に演奏および録音のクオリティの高さで絶賛される。 2016年、スパイラルホール(青山)にて開催された「ハイレゾフェスティバル at スパイラル」において、DSD公開レコーディングに出演。『Latina-内なる印象』と名付けられたライヴアルバムは大きな話題を呼び、配信サイトOTOTOY・クラシカル部門で、ダウンロード・ランキング首位を不動のものとしている。
2017年3月『Latina / 内なる印象』が新たにドビュッシー、ソレールを加え、DSD5.6MHzで再録音され、同年7月29日NEW ALBUM『Latina / 内なる印象』として発売された。
『近代スペイン音楽をチェンバロで.......楽曲に新たな「いのち」を与える画期的な成果』とスペイン音楽の第一人者・濱田滋郎氏から絶賛される(2017年9月号レコード芸術 特選盤)。
世のチェンバロに対する概念を覆す、溢れ出す表現力。 色彩豊か且つ壮大な音楽性は、チェンバロの新たな可能性とバロック音楽の真の姿を、現代に浮き彫りにした。